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How to Record
■マイキングについて
マイキングという言葉は「マイク」という単語が「マイクロフォン」の略であることから正しい英語ではないのですが、「マイクでどこからどうやって集音するか」を指す言葉として使われています。言い換えればマイクはどこからでも同じような音が拾えるわけではなく、PA(Public Address:大衆演説、音響のことで音響を扱う人のことも指す)という職業が完全な技術職として扱われることからもそう簡単にはできないものです。
大抵の場合楽器や声の録音だったらその楽器の「音源部分」にマイクの指向性を当てるのが常なのですが、鍵盤ハーモニカの場合ややそのセオリーが変わってきます。
楽器の分解のページを見ていただくと分かると思うのですが、鍵盤ハーモニカはその音源部分が「各音の鍵盤の下」というややこしいものなのです。つまり37鍵のモデルの場合だと一番低い音と一番高い音ではエンド部分からみて音源の距離が40cm以上離れることになります。ピンポイント型(超単一指向性)のマイクになると録音にムラが出ることも考えられるわけです。その上ライブなどになるとプレイヤーが動く可能性も出てきてなかなか厄介なことになってきます。
確実にこれという方法は残念ながらPAに詳しい方が鍵盤ハーモニカを扱っているという例を確認していないため確立はされていないのですが、今まで録音をしたことのある方のお話や自分の体験等からセオリー的なものは生まれてきているのでここではそれを紹介しようと思います。
・鍵盤ハーモニカへのマイクの当て方
まず「単一指向性のマイクで」「ブームスタンドを使う」というものを前提としてですが、基本的に鍵盤面からマイクを当てることになります。
立奏で録音の場合はイスに座って、図のようにマイク位置を合わせます。
鍵盤ハーモニカの音源は「その鍵盤の下」なので、これら全てを満遍なく当てるように努めます。つまり全ての鍵盤にマイクの指向性が当たるようにするわけです。これできちんとした録音をすることが出来ます。なお、「逆手持ち」をする場合はマイクが真正面になります。
立奏でライブなどにマイクを使用する場合も、やはり似たようなことをすることになります。ただしこの場合立って演奏する上しかも動く可能性もあるので、ブームをストレートに換えて30cm程離れたところから水平に狙うのが方法の1つになります。あとはあまり動き回らないことです。逆手持ちだと左斜め上から狙うことになります。
卓奏の録音の場合は、机の上に楽器を置いて右斜め上又は左斜め上から狙うことになります。基本は全鍵盤に満遍なくで、この場合楽器が動くことが無いためそれほど難しくありません。
卓奏マウスピースを使って左手持ちをして立って演奏する場合は、腰よりやや高い位置から、楽器からマイクを狙うようにして拾う方法があります。
・ハウリングの危険性
ハウリングというのは、マイクで拾った音がアンプ(スピーカー)から出てその出てきた音をマイクがまた拾って・・・というものを繰り返して共鳴するという現象です。カラオケ屋の中でこれが起こるのは、スピーカーのボリュームもあるのですがあの狭い空間内でマイクを使うことによる反響も挙げられます。
鍵盤ハーモニカの場合、ギターの音胴のような「共鳴装置」がありません。そのためハウリングについてはそんなに問題にならないので安心してマイキングに励んでください。但しマイクの指向性が楽器や演奏者に当てられない状況が出てくるため、その先にアンプがあるなんてことが無いようにだけ気をつけてください。
以前掲示板でマイクのことを聞かれたときに図解したイラスト。
この時V2の話題だったので、V2を例に出しています。
その1
その2
その3
その4
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