Kenhamo Museum
■SUZUKI MELODION PRO-37
現在は生産終了となっているスズキの初代プロモデル、”PRO−37”通称”V1”です。プロスペックを謳うだけあってテーパーリードの採用や木目調のサイドカバー、革張りのセミハードケースなどいくつかの違う点が見られます。
これらのスペックのいくつかはそのままV2へ移行されたものがあり、例えばリードプレートは互換性が保たれています。勿論普通のメロディオンとの共通部分もあり、唾液抜きはばね式になっています。また、V1とV2で明らかに違う点として「鍵盤の沈み込みの量」が挙げられます。V2のほうが鍵盤の沈み込みが浅いのですが、それは速弾きなどで有利になってきます。さらにマウスピースの差込角度も違っており、V1は真っ直ぐに、V2は少し下向きに吹くものになっています。
音の方は、同じテーパーリードかと疑うくらい全く違うもので、V1はトレブリーな音、V2は比較してやや柔らかめの音が出ます。これは裏カバーによって作り出される楽器内の空洞の違いによるものだと思われます。トーンホールもV1は裏カバー上部にあり、これもトレブリーな音の一因になっているかもしれません。
実は手バンドの支えるパーツがV1は金メッキで、見た目はなかなか豪華です。革バンドは同じ物を使っているようですが、譲り受けたものだからでしょうか、V1の手バンドの方がゆるかったりします。

PRO−37、通称V1。このケースからメロディオンを出したら、ギャラリーは驚くかも。
ちなみにこのケース、楽器と同じくらいの重量があります。

アクセントに金メッキを使っているのと木目調のサイドカバー以外は、見た目は普通のメロディオン。
しかし音の方は全然違います。普通のメロディオンに比べて高音が強調されています。

手バンドは革製。大人の手なら誰にでも馴染んでくれます。
使い込んでいくうちに自分の手にあってくるいいバンドです。
ちなみに写真では分かりにくいですが、バンドを支えているパーツが金メッキです。

トランペットMPとV2用MP。どちらかと言えばこういった「特殊仕様」があっていると思います。
特にトランペット型との相性は抜群で、かなりのパフォーマンスが期待できます。
やはりテーパーリードを採用しているというのがあるんでしょうか。

明らかな相違点。差込口のオフセット角度が全く違います。
また、両モデルとも真っ直ぐ構えた時に楽器がやや右向きになるように設計されており、
それによって視認性が向上しています。何度これに救われたことか・・・。

ケースを開けるとこんな感じ。ファブリーズは必須・・・というのは冗談として。
楽器本体とマウスピースの間の仕切りがマジックテープによって調整可能で
これによって他のメロディオンも入れることが出来ます。
ケース単品で売ってたら買ってもいいかもしれません! (問い合わせでしょうけど)

こちらがV2を入れてみたところ。
ただでさえ全長が長い上、エレアコ化によってさらに長くなっている僕のV2でも
ご覧のとおり入れることが出来ます。ややマウスピースがギリギリなところがありますけど。
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