■鍵盤ハーモニカを手に入れる

鍵盤ハーモニカに興味を持っても、楽器が無ければ何も出来ません。
まずはどんな種類があるか、どうやって手に入れればいいのかについて紹介します。

■鍵盤ハーモニカの種類

便宜的に「ソプラノ」「アルト」「バス」と言った音域が付いていますが、
声域基準ではなく「アルトを標準として更に高い音を担当するか、低い音を担当するか」で考えればいいと思います。
一般に幼稚園や保育園、小学校でよく使われる32鍵のモデルは「アルト」で、
一番低い「ド」の音が「ト音記号下第1線ド」(いわゆる中央ハ音)になります。

鍵盤数はそのまま出せる音域の広さを表します。
アルトなら少ないもので25鍵や27鍵、標準的なものが32鍵、その上に34健や37鍵、44鍵といったものがあります。
基本的に学校教育用で子供向けに作られているので手の大きい人だと手バンドに手が入らない可能性が高いですが、
37鍵は大人でも手バンドに手が入りやすくなっているものもあります。

鍵盤数が多い方が良いかというと必ずしもそうではなく、
鍵盤の多いモデルはそれだけ重量があり、長くなることから高い音や低い音の鍵盤が押さえにくくなることもあります。
また鍵盤数が低い方がレスポンスが良いという話も聞きます。

とりあえず1本……という場合は、大人の方なら37鍵のモデルをオススメします。
一般的な歌の男声、女声の音域が1本の楽器で賄えるからです。またメロディラインを十分にカバーできる音域でもあります。

■鍵盤ハーモニカの購入場所

楽器の入手経路は様々です。

1:楽器店で購入
やはり完全な新品を手に入れることが出来るのと触ることが出来るというのは大きいです。
他にも上手く行けば割引で手に入る、楽器屋さんにアフターケアをしてもらえる
(楽器屋さんに依頼すればメーカーへ修理に出してくれる)などのメリットがあります。

楽器屋さんにも色々あり、例えばギター専門店や弦楽器専門店といったお店がありますが、
鍵盤ハーモニカがあるお店は総合でいろんな楽器を扱っているお店か、学校に出入りしている街の楽器屋さんになります。

展示品(特にショーケースなどにあるもの)は蛍光灯の紫外線で変色することが多いので、
それを手にするのが嫌な場合は取り寄せてもらうのが一番です。
供給に関してはあまり問題が無いので、
時間的余裕が無い場合や展示処分で安売りという場合を除けば新しいものを買った方がいいと思います。

また、展示品は一度吹いて唾抜きせずに放置してあったというケースも考えられますので(試奏できる所は少ないですが)、
やはりお薦めは在庫品、又は取り寄せです。

2:ネット通販を利用する
楽器も他の製品の例に漏れることなく、ネット通販での購入が簡単になっています。
ネット通販のメリットは同じWebを使っていることによる情報の垣根の低さ
(通販ページを見ながらこのサイトを見るとか)や大幅な割引をしていること、
楽器屋さんでは確実に取り寄せになるものを苦労なく手に入れることが出来るというものが挙げられますが、
逆に手に取ることが出来ないなどのデメリットが生じます。
メンテナンスに関してはその通販サイトで請け負っている場合もあるので購入の際は要チェックです。

 最近は送料無料の大手通販サイトも増えてきましたが、
送料や振込み手数料のことを念頭においておかないと取り寄せより高く付く金がかかるなんてこともしばしばありますので、
前もって安くなる方法を計算するとか楽器屋さんに行くことが出来ない事情などその他の要因を天秤にかけて考える必要も出てきます。

3:ネットオークションの利用
ネットオークションで鍵盤ハーモニカを手に入れることも可能です。
なかなかレアな品物が出てきたりするので見ているだけでも楽しいですし、
何と言ってもかなりの安値で手に入る可能性が高いというのが一番大きいのではないのでしょうか
(管理人はピアニカP-37Dのほとんど新品の品を1,000円で落札したことがあります)。

ただ普通に購入する場合や通販に比べて注意するべきことも多いです。
個人個人での取引になる上顔も素性も見えない相手と金銭取引をするのにはやはりリスクが伴います。
「落札後のキャンセルには応じません」とかの注意書きや振込み先が銀行か郵便局か、
着払いか送料振込か送料無料か等の出品物についての情報もきちんと見るようにして下さい。
基本的には取引は紳士的に、オンライン上の礼儀を遵守していただければトラブルは無いと思います。

新品取り扱いもありますが、ネットオークションの商品は基本的に「中古品」です。
言い換えればそのコンディションはピンキリなので、この辺も気をつける必要があります。
例えば「子供が小学校卒業で必要無くなった」という理由で出品された鍵盤ハーモニカだったら、
音程を気にする方なら調律やリードプレート交換をする必要があるかもしれません。

他にもマウスピースも新調する必要があるだとか送料振込手数料等だとかで結構な経費がかかって、
結局楽器屋さんで買ったほうが安かったというオチになりかねません。

リスクをきちんと考えればいいものを手に入れるチャンスがあります。
毎日「鍵盤ハーモニカ」で出品物をチェックするなど、細かい配慮が必要なのがネックです。

4:リサイクルショップに行く
そんなに数は多くありませんが、鍵盤ハーモニカはたまにあります。
リサイクルショップの人がネットオークションで販売なんて例もよく見かけますね。
この場合ほぼ100%中古なので、値段が魅力的だとか生産中止でどうしても欲しいとか
実は新古品だとかという場合以外はパスした方がいいかもしれません。
安く売っている楽器を分解や調律調整の練習台に使うのはアリだと思います。

5:物置から引っ張り出してくる、知人から譲り受ける
モノさえあれば、上手く行けば無料で手に入る手段です。
お古=コンディションの問題があるので音程の気になる方はせめてマウスピースを交換、
及び楽器の洗浄くらいはやっておくべきでしょう。

ひょっとしたら今では見かけることの出来ない珍しいものが出てくるかもしれません。
昔のモデルだと資料的価値もありますので、愛着が無いのならオークションに出すのも良いかもしれません。
それを元手に新品を買うのも1つの手段だと思います。

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