FAQ


■質問、回答集
 このサイトを運営している過程で鍵盤ハーモニカについて質問されたことがたくさんあります。ここではその中から代表的なものを取り上げます。


・鍵盤ハーモニカ一般

Q1:鍵盤ハーモニカの英語名は?
A1:今のところ、決められた名前は無いようです。理由についてはあくまで推測の域をでませんが、個人的な意見として1つは「商標」になっているものがほとんどであること、もう1つは英語圏で名前を定める必要が無かった(=英語圏で普及していない)からだと考えます。
幣サイトでは「素晴らしき鍵盤ハーモニカの世界」管理人の坂元一孝様との協議で"KENBAN-Harmonica"と表記しております。

Q2:鍵盤ハーモニカって、ピアニカ(メロディカ)のことじゃないんですか?
A2:そういう言い方も出来なくは無いんですが・・・「鍵盤ハーモニカ」が「ピアニカ」や「メロディカ」の総称になります。一般名詞が鍵盤ハーモニカ、その他の楽器名は各メーカーの商標になります。

Q3:鍵盤ハーモニカって、どこの国で出来たの?
A3:何を祖にするかで考え方は変わるんですが、「有鍵盤式フリーリード吹奏楽器」と言う点ではイタリアか日本と言うことになると思います。根拠については以下のサイトを参照ください。
・HIRAIDE
・素晴らしき鍵盤ハーモニカの世界

Q4:大人が鍵盤ハーモニカを始めたいんだけど、お薦めはどのモデル?
A4:大人の方が1つの楽器として始めるのなら、演奏の幅が広がる37鍵モデルをお薦めします。取り回しのいい32鍵も低音と高音の息の強さのギャップが少なくて捨てがたいんですけど、こだわらない限りは普通の大人の方は37鍵で問題ないと思います。

Q5:中古で買ったものにマウスピースが付いていないんですが。
A5:良くあるケースですが、現行品かそうではないかで話が変わってきます。国内のものだと立奏用卓奏用ともに交換パーツとして売られているんですが、昔のものだとマウスピースの差込口がモデルチェンジにより変わっているためつけることが出来ません。自作するかマウスピース無しで吹くかのどちらかになりますが、メロディオンは現行のマウスピースが30年前のものでもそのまま使えます。

Q6:鍵盤ハーモニカのプロっているの?
A6:数えるほどしかいませんが、現在活動されている方のサイトを用意しました。
・ピアニカ前田氏
・はじめにきよし
但し持ち替えなど非メインとして使っているプロのアーティストはたくさん居ます。


・奏法関連

Q1:卓奏と立奏、どちらがいいの?
A1:双方にメリットデメリットがありますので、こればっかりは演奏者の好みです。「鍵盤を見ないと吹けない」というのならホースを付けた方がいいでしょうし、「ホースが嫌だ」というのなら立奏ですし、別にマウスピースを付けずにそのまま吹いても問題はありません。

Q2:メロディオンを買ったんですが、立奏用マウスピースが2個あるんです。
A2:一部モデルにそういうものがあります。両方使ってみて好みの方を選んで頂いて構わないんですが、マウスピースで演奏のアプローチが変わりますので使い分けるのが一番だと思います。


・トラブル関連

Q1:音が出なくなりました!
A1:リードの調整をしたことがあるか無いかで話は変わってくるんですが、いきなり音が出なくなった時はとりあえずその音を思いっきり吹くか吸ってください。いきなり音が出なくなるトラブルのほとんどは、フリーリードとリードプレートの間に水滴(空気の冷えたもの)がシャボン玉の枠みたいに膜を作って振動を妨げるもので、要はこの水を取り払えばいいわけです。それでも治らない場合は楽器を逆さまに立てて一晩置いた後もう一度鳴らしてみて、それでも鳴らなかったら分解してください。

Q2:低音を強く吹くと音が出ないんです。
A2:フリーリード楽器の宿命として、いきなりリードの許容量を超えた空気を送る(息を吹き込む)と音が出ないというものがあります。特に低音は口に近く力がかかりやすいその他の理由から強く吹くとたまに音が出なくなります。対策としては低い音を弱く吹き音が高くなるにしたがって音を大きくしていくということになりますが、演奏中陶酔してしまう方や元々息の強い方はレスポンス調整をして低音を強い息にあわせた方が良いかと思います。

Q3:鍵盤ハーモニカは水洗いが出来ますか?
A3:楽器が全てプラスティックか金属のパーツから成り立っているので、普通の水かぬるま湯で洗うことが出来ます。熱湯や熱いお湯はプラスティックが変形する恐れがあるので使わないようにお願いします。また中性洗剤を使うことも出来ます。
丸洗いをする場合は楽器のカバーを分解して行うのがいいと思います、というのは押した鍵盤を戻すために引きバネが使われているからで、分解せずに洗って放っておくとこの部分が錆びる可能性があるからです。分解せずに表面(鍵盤とカバー)を洗いたい場合は、濡れた布に少し中性洗剤を混ぜて拭くのがいいでしょう。鍵盤とフレームの干渉防止のために鍵盤裏にフェルトを設けているモデルもあり、そういうものは接着剤が剥がれる恐れがあるため水を付けない方が良いと思います。
なお、アルコール(消毒用エタノール、ドラッグストアで買えます)を布に含ませて拭く方法もあり衛生面でもこちらはお勧めです。


・改造関連

Q1:グースネックは市販されていないんですか?
A1:残念ながら、2003年7月現在市販はされていません。どうしても使いたい場合は自作することになります。

Q2:楽器に色を塗りたいんですけど。
A2:塗装のページを参考にして下さい。とりあえずの注意点は、楽器を分解することが前提であることでしょうか。

Q3:手バンドって小さいですよね。
A3:子供用に設計されていることから、手バンドに関しては大抵のモデルが小さくなっています。
手バンド改造のページを設けておりますので、こちらを参照ください。または手バンドを使わない吹き方をするという対処法もあります。


・エレアコ関連

Q1:「エレアコ」って何の略ですか?
A1:エレクトリック・アコースティックの略で、「アコースティック(アンプ無しできちんと音の出る)楽器にマイクなどを取り付けてアンプで鳴らす」という意味になります。ギターのほかにも大正琴でも同様のものを見ることが出来ます。

Q2:市販はされていないんですか?
A2:少なくとも現在(2003年7月)のところ、確認されていません。というわけでアンプにつなげたい場合は、作るか作ってもらうしかありません。

Q3:市販されている貼り付け型のピエゾピックアップなら何でもいいんですか?
A3:何を使っても構いませんが、幣サイトの推奨している「楽器の中に取り付ける」という方法だと楽器内に収まらない物もありますのでご注意ください。

Q4:プリアンプは必要ですか?
A4:エレアコギターでピエゾピックアップを使用する場合、明らかに出力が足りないためプリアンプを使うことが前提とされています。ある意味ではピエゾピックアップとプリアンプで1つのセットと考えることも出来るわけです。アンプで無理やり音量を上げても構わないんですが、音量に限界があるのと音色作りが出来ない等の理由でお薦めできません。

Q5:エレアコのメリット、デメリットは?
A5:メリットはマイクを立てる必要がない(自由に動ける)、エフェクタで音作りが出来る(好みの音が出せる)、大音量が出せる(他の楽器とタメを張れる)などです。一方のデメリットはノイズやハウリングに煩わされる、まともに使うためには楽器を加工する必要がある、卓奏に向いていないことなどです。


・エフェクタ関連

Q1:「コンパクトエフェクタ」と「マルチエフェクタ」の違いは?
A1:コンパクトエフェクタは基本的に「リバーブ」とか「ディレイ」とか、「イコライザ」とか「コンプレッサ」とか1つの(専用の)エフェクトを扱ったもので、それらを1つの装置に収めたものがマルチエフェクタになります。それぞれのメリットはコンパクトだと接続の順序を変えることで効果を変えることが出来ることやツマミ操作による感覚的な操作が可能なこと、マルチは総合コストが安いことやいろんなエフェクトを手数に出来ること、配線や電源供給が簡単なことが挙げられます。一方のデメリットはそれぞれコストがかかり配線の悪いものを使うと音が悪くなる、コンパクトほどの自由な音作りが難しく不要なものも多くなることでしょうか。

Q2:鍵盤ハーモニカにおけるコンパクトエフェクタのセッティング順序を教えてください。
A2:ギターのセオリーをそのまま応用すると、プリアンプ→オクターブorピッチシフター→コンプレッサ→イコライザ→フランジャーorフェイザー→ディレイ→コーラス→リバーブという感じです。これを基本に色々いじってみてください。また、プリアンプは元々楽器に付いているモノとして一番前につけるかギターで言うオーバードライブ(ブースター、アンプを歪ませるために音量を上げる装置)と同じとみなしてコンプレッサの後につけるという2つの解釈があります。

Q3:エフェクタを買いたいんですが、どれにしたらいいか分かりません。
A3:コンパクトだとまずプリアンプで、次はリバーブをお薦めします。その後にイコライザ、ディレイでしょうか。マルチを始めに買いたい場合は、内部アンプシミュレータやコンプレッサ、もしくは外部センドリターン端子(一部のマルチエフェクタには、ギターにおける「音を歪ませるコンパクトエフェクタ」を別に付ける事が出来ます。そのときに使う端子です)にプリアンプを入れる方法で音量を上げることになります。

Q4:マルチとコンパクトを併用することは出来ますか?
A4:出来ることは出来るんですが、配列とノイズの都合上使えなくなるエフェクタも出てきます。例えばどうしても使いたいコーラスのエフェクタがある場合、セオリー的にこれより後のエフェクトしか使えなくなるというわけです。その他のプリアンプ、イコライザ、コンプレッサ等はコンパクトを用意してもらうことになります。逆にマルチエフェクタを「ディレイ、コーラス、リバーブ専用機」とみなす方法もアリです。もちろんセオリーが必ずしも音楽的に良いとは限らず、この辺は気に入ったやり方をして頂いて構わないと思います。ちなみにマルチエフェクタにセンドリターン端子があれば問題なく扱えます。


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