Electric-Acoustic KENBAN-Harmonica


■鍵盤ハーモニカのエレアコ化

 「ボリュームなんか要らん!」という方は以下の通り。この場合、クリアランスの都合上S-32やM-37C等他のメロディオンにもサイドカバーに穴開けすることにより応用可能です。

材料値段、購入場所備考
メロディオンPRO-37v2定価18500円
→楽器店
予算外ですけど。
強力両面テープ→1巻き200円程度
ホームセンター、文具店等
これも何でも構いません
アルミホイル家庭にあるモノであるため
予算度外視
アルミホイルを両面テープで、という手もあります。
ビニルテープ1巻き100円程度
→ホームセンター等
同じくホームセンターで。コンビニでも売ってます。
リード線ベルデン製ワイヤー 1m300円
→楽器店
程よく硬く、加工しやすいリード線です。
ピエゾピックアップコム・ピエゾ 1800円
→楽器店又は問い合わせ
これは外せません。
モノラル標準ジャックスイッチクラフト製 800円
→楽器店
がっちり食いつきます。
エポキシパテ田宮模型製高密度タイプ 400円
→模型店、玩具屋
最近だとPCショップにも。

 ボリュームは手元の方がいいという人と足元の方がいいと言う人がいますので、人によってはこちらの方がいいのかもしれません。ボリューム無しのメリットは、回路が更に単純になることによるメンテ性の向上が上げられます。機械的に壊れるパーツは全く無いので、信頼性を重視する方はお薦めです。

A:コントロールパネル(コンパネ)の作り方
 まず、とりあえずサイドカバー、裏カバーを全て外してください。それからエンド側サイドカバーの小ネジ×4を外します。
 そうしたら黒いプラスチック部分と木目調の部分、そしてトーンホールの金属メッシュの3パーツに分かれますので、このメッシュをマジックでアルミ板に縁取りします。ふちに沿ってこれを2つ作ってください。
 次に、切り取ったアルミ版にジャックが取り付けられるように1つ、ネジが入る大きさの穴を棒ヤスリやリーマーなどで開けます。アルミ板は割と柔らかいので、キリなどでセンター用の小さな穴を空けることは可能です。そして穴を開けたアルミ板2枚を強力両目テープで貼り合わせます。その後アルミ板にジャックを取り付けます。取り付けは両パーツともナット締めです。これでコンパネ部分は完成です。

B:ピエゾピックアップの加工
 ここで使う「コム・ピエゾ」という製品は、1800円という安さに加えて他のコンタクトピックアップに比べて高出力でピアニカ等他の鍵盤ハーモニカに使えるくらい薄い、さらに加工が比較的難しい「シールド線」が既に加工してあるというまさに理想的なパーツです。勿論他のピックアップを改造してもいいんですが、やはりこれがお薦めです。
厚さ0.5mmに満たない金属板とそれにつながっている太さ2mm程の線で出来ています。それをそのまま貼っても構わないのですが、それだと剥がす時(貼り直す時)に金属板を曲げて使い物にならなくしてしまうので補強のためにエポキシパテを盛り付けます。
 パテの使い方は箱に書いてあるんですが、基本的なことだけ。これは「主剤」と「硬化剤」の2つの粘土を1:1で混ぜ合わせると常温で12時間程度でプラスティック並の硬さになるというものです。そのパテをピックアップに盛って補強に使うというわけです。
 ちなみにこのパテを混ぜ合わせる時メンソレータムを手に付けてると、手にパテがくっ付かないのでお薦めです。
 盛り付けは図を参照のこと。それが終わったらサンドペーパーで形を整えます。


1:ピックアップを上と横から見た図。
2:線が出ている面をパテで埋める。幅はピックアップと同じで高さは5mm程度。
3:硬化したらサンドペーパーで形を整える。


C:ハンダ付け、組み付け、アース
 まず、各パーツの端子の意味合いは以下の通り。
 ピックアップ:白い剥き線ワイヤーが出力、撚られている方がアース。
ジャック:ケーブルを取り付けた時に、プラグの先と当たる方がピックアップからの入力、反対側がアース。
 これらを入力→出力という風につなげます。それとアースは1つの線で全てをつなげます。実際の配線は下の図の通り。


ピックアップとジャックをそのままハンダ付けする。
ジャックのアースからアース線をもう一本引っ張る。
ちなみにここで言う+とはプラグの先が当たる部分のことである。

 回路のハンダ付けが終わったら、次はアース線を引っ張ります。このアースは電気的な意味合いは勿論、ノイズを削減するという効果もあるので必ず施してください。
 まず、サイドカバーへ下図のようにアルミシールを貼ってください。


図はエンド側サイドカバーを裏からみたところ。
真ん中のネジを止めるところから鍵盤力点部分(押さえる部分)に少しずらして
内側にも折り込んで貼る。この後アース線を付ける。

 次に15cm位にリード線を切り、それぞれの端を5mm、10mmに剥きます。そして5mmの方をジャックにハンダ付けします。もう一端はアルミテープの表面にビニルテープで固定することになるのですが、これは組み付ける時にすることになります。
 次にコンパネを取り付けます。エンド側サイドカバーをメッシュと同じように他の2パーツではさんでネジ締めします。空気箱の真ん中にコンタクトピックアップを強力両面テープで貼り付けます。同時に余ったピックアップの線を空気箱に貼り付けて固定させてください。


空気箱の裏に貼るコンタクトピックアップ。
ピックアップからの線をビニルテープで動かないように固定すること。

 そして全てのパーツを組み込みます。コンパネの固定はメッシュパーツと同じ方法です。組み付けたらボリュームポッドからでているアース線をアルミテープに当てて、ビニルテープで固定してください。


ボディアースの概念図。裏カバーが金属性であることを利用している。
常に接触している左手からプレイヤーの体を通してアースされるという仕組み。
この図ではポットからだが、ジャックのアース端子からでもやることは変わらない
なお、その時の電流は人体に影響のあるモノではないので心配ない。

 組み付けたら完成です。アンプにつなげて音出しの確認をして下さい。


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